オリンピック競技候補に

明るい話題が飛び込んできた

スケートボードに対して良い印象を持っていない人も多いが、これらにある種の転機が訪れようとしています。というのも、来たる2020年の東京オリンピックにてスケートボードが次回開催予定の大会で、正式な競技候補として持ち上げられたのだ。また本決まりではないため候補止まりとなっているが、スケートボーダーの人々にすれば朗報でしょう。もし正式に採用されれば、スケートボーダーとして活動していた人々全てにチャンスがある。世界を中心にプロ活動を行っている人がいれば、良い機会としてまじめに世界大会への出場を検討してみるのも悪くはないでしょう。

新しい歴史が歩まれようとしているスケートボードですが、中身を紐解いていくと実は問題だらけなのは言うまでもありません。またスケートボードをしていない人たちにすれば、どうしてこんなものを競技として取り入れなければならないのか、などと疑問に尽きない人がほとんどのはずだ。ではどうして疑問が出てくるのかというと、そもそもスケートボードをスポーツ競技として見なせないからだ。

業界にしたらこれからが忙しくなると考えているかもしれないが、関係者にしたら先行きが不安すぎると内情を語る人も出てきている。

スケーターのプロになりたい方へ

あくまで候補

報道されている内容を見ていると、大分勘違いしているのが『候補』だと言う点だ。誇張して既に選ばれたのだから『決定』したものとみなしている人もいますが、まだ正式に採用されたわけではありません。順当に行けばありえるかもしれませんが、途中で意見が覆ることも考えられます。

けれどそれ以上にどうしてスケートボードなのか、その疑問が拭い去れません。調べていくと分かったのが、競技を通じて若者にも積極的に参加してもらいたい、その意識があったようだ。若者のスポーツ離れが顕著、だからこそより関心を持ってもらうためにもスケートボードというものを競技にすればきっとやりたがる人も増える、そう考えてのことのようです。

悪くはないかもしれませんが、大会以前に解決しなければならない問題があるからだ。

あくまで遊びとして

実際世界基準で活躍しているプロスケートボーダーはいる、けれど彼らの存在が必ずしも日本国内にも浸透しているかといったらそんなことはない。そもそも日本でも大会が開催されることはあっても、遊んでいる人の殆どがあくまで趣味の範囲によるものでしかない。また世界基準で開催されている大会にも有名なものがあるものの、もし五輪競技とした場合には試合形式やルールなどをどうするか、そうしたことが何も示唆されていないのだ。

この状態で決定し、4年後までに何とかすればどうにでもなると、そう考えているのかもしれません。また日本国内でボーダーとして活動している人は多いものの、選手といった括りでこれまで活動していた人など数えるほどしか存在していない。選手基準は勿論、実力としてどの程度までを見込めるかが全くの未知数になってしまっている。なんと足元が覚束ないことこの上ないが、まだまだ問題はある。

反対する声も

スケートボードが競技化されて喜ぶ人もいるかもしれませんが、反対意見も存在している。そもそもこれまできちんとした試合すら開催されること無く、オマケに誰かも分からない選手が出てきたからといって盛り上がるだろうか。果てしなく先行きが不透明なのが露骨に浮き出てしまっている。

すべての始まりは遊びとしてのスケートとしてその価値が見出されたものの、これまで競技と認識した人は全くといっていいほどいないはずだ。それがスポーツ競技などというものに当てはめられてしまったら、スケートボードの醍醐味が損なわれてしまうと危惧する声も上がっている。

スケートボードをはじめるには

運営団体すら不透明

競技としてもそうだが、さらにはスケートボード業界の運営舵取りをしていると言われている連盟や団体などの実態が掴めないのも悩みのタネになっています。これこそオリンピック利権を狙っているのではないか、などと揶揄されてしまうような聞いたこともないような団体がいくつか挙げられているからだ。スケートボードをしている人なら聞いたことがあるかもしれないが、何も知らない一般人にしたらこれほど怖いものもないだろう。

多くの人に参加してもらいたいと願っての競技候補に推薦されたのかもしれませんが、もし正式に採用された場合にはある種の変革は期待できるでしょう。しかしそれが成功するかどうかは全く見えてこない。オリンピック競技としてのスケートボード、楽しみだと応える人が当日までにどれくらい増えるかも見ものではないだろうか。

お気に入りのボード